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ボトルの詰め替えがもっと簡単に？
水に溶けるフィルム素材。

皆さんのご自宅では、シャンプーやボディーソープの詰め替えパックをご使用でしょうか？一般的に価格が安く、ごみが減る詰め替えパックは、お得でエコなだけでなく、実はさらなる魅力を持ちうるのです。クラレは皆さんが詰め替えの作業を、さらに簡単に無駄なくできるよう、水溶性フィルムの提案を進めております。

水溶性フィルムとは、水に触れると溶ける素材でできた薄いフィルムのことで、様々な分野で需要が拡大しています。水溶性フィルムで包まれた濃縮原液のポーションを、自宅でボトルに入れて水で希釈すると、簡単に詰め替えが完了します。ポーションをつまんで入れるだけなので、こぼれず手が汚れなかったり、ストックしても場所を取らなかったりと、この新しい詰め替え製品は、私たちにより便利な生活をもたらしてくれます。さらに、パッケージに使用されるプラスチックの量が減ったり、製品が軽くなることで物流でのCO２が削減されたりと、私たちだけでなく環境にも良いのです。

水溶性フィルムで、
私たちにも環境にも優しい
詰め替えパッケージが生活を
少しずつハレにするでしょう。

陸上競技界に新しい風！？
衝撃吸収性を有する新繊維。

近年人気を集めている、機能性シューズやスポーツウェア。陸上競技で高記録を生み出すことで、ますます注目が集まっています。走り心地を向上させ、疲労やダメージを軽減し、選手をケガから守ることで「アスリートをサポート」する、さらなる高機能素材をスポーツアパレル各社も求めていました。そんなスポーツ業界が期待する、衝撃吸収性を有する繊維〈スパンドール〉を開発しました。

クラレグループのスチレン系熱可塑性エラストマーを独自技術で繊維化することで、一般的なポリエステル繊維の1.4倍の衝撃吸収性を実現。ゴムのような弾性を持つエラストマーを芯（中心）部分に採用し、外側を特殊ナイロンで覆った2層構造を持ち、足への負担や疲労を軽減してくれます。衝撃吸収材に使われることが多いウレタンに比べて通気性にも優れており、シューズ素材だけでなく、靴下やサポーターにも好適です。

〈スパンドール〉で、
アスリートたちがもっと
活躍するでしょう。

着るだけで生体情報を取得！？
次のウェアラブル端末は「衣料型」

時計型や、眼鏡型、ブレスレット型・・など、近年身に着けることで様々な機能を発揮するウェアラブル端末の研究開発が注目を集めています。そんなウェアラブル端末の新潮流は、なんと「衣料型」。電気を通すために必要な特殊成分を、繊維にしみこませることで、繊維に導電性を持たせることができます。そのように導電性を持たせた繊維からできた布地（スマートテキスタイル）の服を着るだけで、心拍数などを測定して体調管理を行ったり、筋力の衰えを感知し運動を促進したり・・といったことが可能になります。

そしてこの衣料型ウェアラブル端末の開発にぴったりなのが、クラレのポリエステル素材〈スペースマスター〉。〈スペースマスター〉は、糸の形状が十字形で一般的な糸より表面積が広く、電気を通すために必要な特殊成分が糸全体に拡散し、保持しやすくなっているのです。〈スペースマスター〉を使った衣類が、あなたの健康な暮らしをちょっとハレにする。そんな未来がすぐそこまで来ているのかもしれません。

〈スペースマスター〉で、
これからの暮らしの可能性が
広がるでしょう。

クラレもサポートする
5Gで広がる未来

巷で話題の5Gですが、実用化されたとしたらどのような変化が起きるのかご存じでしょうか。身近なところで言えば、4K/8K動画がスマホからでもスムーズに視聴できるようになったり、安全な自動運転が可能になったり、遠隔操作での医療が地域による医療格差を改善したりといったことが期待できるようです。ご自身の身近な分野での5G活用を想像してみるだけで、ワクワクしちゃいますね。

そんな5Gも実はクラレの素材がサポートしています。高速伝送回路や高周波電子機器の回路基板材料として使用されている〈ベクスター®〉です。寸法変化が少なく高周波領域での電気特性が良いという基板に適した素材であり、高周波領域（5Gのような高速・大容量のデータ通信に使用する領域）での電気信号のロスを最小限に抑え、スピーディーな送信を可能にしています。

５Gを支える〈ベクスター®〉で、
もっとスマートな社会が
実現するでしょう。

クラレの素材で広がる
歯の選択肢とは？

昨今ホットな歯科治療の1つである「CAD/CAM冠」をご存知でしょうか？
コンピューター上で歯の形や模型をスキャンして歯の被せものの形を設計し、機械で材料を加工して作る歯科用CAD/CAM※1という技術があります。主にセラミックスや、複合樹脂などの素材が材料に用いられ、天然歯に近い色調で見た目が美しいこと、また金属アレルギーの患者さんへの使用が増えていることなどから、歯科治療の方法として広まってきています。
また、保険適用の範囲が徐々に広がっており、特殊な複合樹脂を素材とする「CAD/CAM冠」が、2022年の4月には「被せもの」だけでなく、CAD/CAM冠で作る「詰めもの」も、保険適用可能※2になりました。（政府の「骨太の方針」でも、歯科の保険治療における材料を、従来の金属からCAD/CAM冠のような価格が変動しにくい材料にシフトしていく方向性が示されています）

この「CAD/CAM冠」も、実はクラレの素材から、作られています※3。
今後の歯の治療の際には、使われている素材にも是非ご注目ください。

※1 CAD/CAM（キャド／キャム）＝Computer Aided Design/Computer Aided Manufacturing。コンピューター支援による設計と製造を指し、様々な産業分野で利用されています。
※2 保険適用には条件があります。また、噛み合わせ等の状態によっては適さない場合もありますので、必ず歯科医師と相談し、指示に従ってください。
※3 患者さんが歯科医師に対し、メーカーや製品名を指定することはできませんのでご了承ください。

CAD/CAM冠で、
歯の健康を守る選択肢が
広がるでしょう。

プラスチックや紙のリサイクル性改善で
地球とあなたに嬉しい食生活

「プラスチック」と一言で言っても、実は様々な“個性”をもったプラスチック素材が存在します。今回はその個性的なプラスチック素材の中でも、特殊なでんぷん由来の〈PLANTIC®〉をご紹介！
〈PLANTIC®〉は高いガスバリア性を持つことから食品トレーなどに使われ、食品の消費/賞味期限を延長したり、結果として食品ロスの削減に繋がったり、私達が食べ物を楽しむ上で嬉しい効果をたくさんもたらしてくれる素材です。
そして、そんな〈PLANTIC®〉には、私たちが食べ物を“楽しんだ後”にも活躍してくれる、もう１つの“個性”があります。

それは、「水に溶ける」という性質です。
〈PLANTIC®〉が使われている容器を粉砕して温水に浸けると、〈PLANTIC®〉が水に溶解するため、〈PLANTIC®〉を仲介して接着していた、複数のプラスチック素材をバラバラに分離することが可能になります。
分離することで、プラスチック素材を種類ごとに取り出して再利用することが可能になり、リサイクル性を改善することができるのです。地球にも優しく、何度でも“美味しい”素材ですね。
さらに、〈PLANTIC®〉は紙製品においてもその特性を発揮します。
紙製品を高機能化しながらも紙本来のリサイクル性を阻害しないことから、コーヒーパウチなどの紙袋にも活用されています。

〈PLANTIC®〉で、
地球に優しい食べ物の楽しみ方が
拡がるでしょう。

スポーツ用品から貢献する
「脱炭素社会」

皆さんは普段、どのようなスポーツを楽しんでいますか？
テニス、ゴルフ、野球、バイク、ランニング…実は、皆さんが何気なく使っているスポーツ用品にも、クラレの素材はたくさん使用されています。
今日はその中でも
〈セプトン®BIO-シリーズ〉をご紹介します。

高いグリップ性能や柔らかな手触り等の特性を有する〈セプトン®BIO-シリーズ〉は、様々なスポーツ用品で活躍の幅を広げています。
たとえば、スニーカーの靴底に用いた場合には、特に濡れた状態で高いグリップ力を発揮します。
また他にもテニスラケットのグリップやスイミングゴーグル等のスポーツ用品で
〈セプトン®BIO-シリーズ〉の特性を発揮することが可能です。

そんな多機能な〈セプトン®BIO-シリーズ〉の中でも、近年注目が集まっているのがその「持続可能性」です。
〈セプトン®BIO-シリーズ〉はサトウキビ由来のβ-ファルネセンを原料としています。
バイオ由来の素材を使用することは、製品の快適さや品質を損なうことなく、温室効果ガス排出量を抑えたスポーツ用品の実現を可能にします。
これからスポーツ用品を選ぶ際には、その素材の「持続可能性」も選ぶ基準としてご注目いただけますと幸いです。

〈セプトン®BIO-シリーズ〉で、
よりサステナブルにスポーツが
楽しまれるでしょう。

「自動車」をもっと自由にする
プラスチック素材

今回取り上げるのは、これからの自動車をもっと自由にする素材〈ジェネスタ〉です。
〈ジェネスタ〉は自由に変形ができ、熱や電気にも負けない強さも持ったプラスチック素材です。
既に自動車の中でもエアコンや車載カメラ、燃料チューブなど、様々な部分で活躍しています。

〈ジェネスタ〉を使えば様々な部品の小型化が実現でき、より自由に自動車を設計することが可能です。
自由に自動車を設計できるとしたら、あなたはどのような自動車を作るでしょうか。

もっと快適な運転席が欲しい？
—〈ジェネスタ〉を使えば、車内空間を広げることで、運転席をコックピット化することができます。
もっと環境に良い車に乗りたい？
—空気抵抗を減らすデザインや小型化による軽量化を実現すれば、燃費は大幅に改善し、環境にやさしい車を作ることができます。
実は、既にハイブリッド車で空気抵抗の少ないデザインを実現し始めています。

〈ジェネスタ〉は、まだまだ他にも自動車の未来を広げる可能性を秘めているのです。

〈ジェネスタ〉で、
自動車の未来が
加速するでしょう。

「運転時の快適性」を機能的に高める
フロントガラス用中間膜

自動車業界で注目のハイテク技術、ヘッドアップディスプレイをご存じですか？
ヘッドアップディスプレイ（HUD）とは、フロントガラスに画像を投影する仕組みを指します。
時速などの情報を、道路から目を離すことなくドライバーが視野に入れることで、
注意力の散漫を軽減させ、安全運転につなげることが期待されています。

このヘッドアップディスプレイで活躍しているのが、〈Trosifol®〉The Wedge 。
〈Trosifol®〉The Wedge をフロントガラスの中間層に使用することで、ガラスの内面と外面それぞれで発生する２つの反射像を重ね合わせ、光学ひずみを軽減し、１つのくっきりとした像を描くことが可能になります。

これからは速度表示だけでなく、道路交通表示など用途の幅が広がっていくことで、さらに日本のモビリティに貢献することが予測されます。

〈Trosifol®〉 The Wedge で、
モビリティの未来が明るく指し示されるでしょう。

水が生まれ変わる？
クラレの水処理技術で支える豊かな社会

今回取り上げるのは、水を効率的に再生させる中空糸膜モジュール〈ピューリア®〉です。
〈ピューリア®〉は、水のろ過装置に使われており、優れたろ過性能と独自のモジュール構造による耐汚染性により、排水の効率的な再利用を可能にしています。
そんな〈ピューリア®〉が、どのような場面で活躍しているのかみていきましょう。

地下水や河川水は、私たちの生活や産業に不可欠な水源ですが、これらを飲料用水や工業用水として安全に使用するためには、水の除菌・浄化が必要になります。

飲料水の製造や食品を洗浄するために、きれいな水が必要なのはもちろん、工業用水としても、精密な電子部品などを製造するために純度の高い水が必要です。

このような場面で〈ピューリア®〉が活躍することで、私たちの日々の生活が支えられています。

さらに近年、水不足への対応を通して持続可能な社会への貢献を目指し、自社で排水の回収・再利用に取り組む企業が増加しています。
〈ピューリア®〉は、そのような企業をサポートし、世界の水不足、水質汚染などの社会問題解決に役立っているのです。

〈ピューリア®〉で
生まれ変わった水が、
クリアな社会を導くでしょう。

世界から大注目？！
身体にも地球にもやさしい炭素材料

今回取り上げるのは、私たちの健康と環境の保全に貢献する素材「クラレコール®」（活性炭）です。
活性炭とは、ヤシ殻や石炭などを原料とする炭素材料です。
表面には細かな穴が無数に開いており、その微細孔によって生まれる大きな表面積を活かして、さまざまな物質を吸着させることができます。
この吸着力は、水処理設備においてきれいな水を生み出すことに活用されています。

そんな活性炭ですが、近年、有機フッ素化合物（PFAS）の基準値が見直されたことによりますます注目度が上がっています。

有機フッ素化合物は、私達の生活のさまざまなシーンで活用されていますが、ひとたびヒトや動物の体内に摂取されると、排泄しにくく、健康を害することが分かっています。

しかし、「クラレコール®」を用いれば、このような化合物を取り除くことができ、
安心して水を利用できるようになるのです。

また、クラレでは、活性炭の製造でこれまで課題となっていた「温室効果ガス排出量の削減」にも取り組んでいます。
このように私たちの身体にも環境にもやさしいきれいな水の確保を目指して、クラレの挑戦は続きます。

健康と環境を守るため、
クラレは挑み続けます。

細胞でものづくり？！
医療や食の進化を
サポートする素材

今回取り上げるのは、将来に向けて研究が盛んな「細胞を活用したバイオものづくり産業」をサポートするマイクロキャリア〈スキャポバ®〉です。
普段聞き慣れない「細胞を活用したバイオものづくり」ですが、再生医療製品や、培養肉などが含まれます。
今後拡大が見込まれるこの産業において、細胞を大量に培養する技術に注目が集まっています。

そこで活躍するのが、クラレのマイクロキャリア〈スキャポバ®〉です。
細胞の中には何かに接着していないと増殖しない細胞があります。マイクロキャリアはこのような細胞が接着するための土台となる物質です。表面積が大きく、多くの細胞を接着させることができることから、培養効率がアップします。
既存のマイクロキャリアは、細胞にキャリア由来の異物が混入しやすく、また、幹細胞の増殖にも課題があり、再生医療製剤の製造に適した製品が多くありませんでした。

〈スキャポバ®〉を使うと、安全性が高く元気のよい「高品質」な細胞を大量に培養することができ、細胞を利用したバイオものづくり産業の発展に役立ちます。
クラレの〈スキャポバ®〉が医療や食分野における細胞の大量培養技術をリードしていく未来も近そうです。

〈スキャポバ®〉で、
医療や食のパラダイムシフトが
進むでしょう。

ボトルの詰め替えがもっと簡単に？水に溶けるフィルム素材。

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クラレもサポートする5Gで広がる未来

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プラスチックや紙のリサイクル性改善で地球とあなたに嬉しい食生活

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